どうするアイフル

金融庁は14日、強引な取り立てをするなど違法行為が相次いでいたとして、消費者金融大手のアイフルに対して、国内約1900の全店舗を対象に、5月8日から3日間、貸し出しなど業務の大半を停止する行政処分を出した。同時に違反行為の行われた北海道、近畿などの5店舗に対しても、貸金業規制法に基づき同日から20〜25日間の業務停止命令を出した。消費者金融大手に対し全店舗の業務停止を命じるのは初めてで、異例の厳しい処分になった。

<アイフル>全店舗対象に業務停止命令 金融庁

クゥーンとか鳴いてる場合じゃなくなってるようで:p多かれ少なかれ,ドラマのようなことは実際に行われているようです.

金融庁が違法行為を認定したアイフルの北海道、近畿、九州などの5店舗では、委任状の偽造や勤務先へのしつこい督促電話など、過酷な取り立てが繰り返されていた。

・・・(中略)・・・

行き過ぎた取り立てに対し、行政が広範囲に処分できるようになったのは、04年1月に貸金業規制法が一部改正されてから。この改正で、深夜や早朝の自宅への電話や、訪問、債務者以外への不当な返済要求などが禁じられた。

だが、ノルマ至上主義に陥っていた営業現場では、改正後も、根底にある「顧客を追い込む」という意識までは変えきれなかったようだ。

アイフル:全店業務停止 業界への不信、規制強化に流れか

委任状の偽造して戸籍謄本を無理やり取得などは確かにやり過ぎに感じるので,それを抑えるために何らかの対策を行うことは必要だと思います.ただ,それ以上に``なぜ借りてしまうのか''ということを少し明らかにした方がいいかなと思います.金融会社も申し訳程度に言ってますが,``無理のない返済プラン''を立てられないのは一体なぜなのか.ドラマなどの影響が大きいせいもあり,外野から見るとどうしても``DQNが後先も考えずに〜''という印象を抱きがちなのですが,それが果たしてどの程度真実なのか調査してみるのも良いのではないかなと思います.それによって,場合によっては何か対策が取れるかもしれません(金融会社側をどれだけ指導しても,そういった取り立てをなくすことは無理だと思いますし).

そんなことを考えているうちに,ふとLAST (ラスト)という小説を思い出しました.借金で悩む人達の物語なのですが,生々しいなぁと思えるものもあったり.