マナーを語るときの心得

料理を撮影することに関しての話題が盛り上がっているようです.

とりあえず、レストランなどの落ち着きを求める空間で、携帯カメラで写真撮影するのは単純にマナー違反だと思う。相手の人にも失礼だし、あの音は、周囲の人間には非常に迷惑だ。着メロを鳴らすと同じくらい(あるいはそれ以上)やかましい。携帯をマナーモードにするなら、カメラも使うなと言いたい。当たり前だが、写真撮影という個人的な目的は、何ら正当性を担保しない。

http://d.hatena.ne.jp/SNMR/20060427#p2

個人的には,“料理を撮影するのはアリかナシか”に関しては別にどちらでもいいので:p,今回は上記に挙がっているマナーに関して少し考えてみようと思います.

マナー(manner)とは、(その)場で、あるいは社会全体で、居合わせた者あるいは構成員がそれに従って行動すれば、不必要な競争や、無駄な不快感を引き起こさない所作・振る舞い。その精神と形式。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8A%E3%83%BC

一般的にマナーとは,他人へ不快感を与えないようにするために作られる決まりごとであると言えます.上記の例では,“料理を撮影することは他の食事や会話を楽しんでいる人に対して不快感を与えることになるのでやめましょう”,と言うことになります.

ここで,なぜ上記のエントリがこれだけ多くの反響を呼んでいる(俗に言う,炎上)のかと言うと,やはり“頭がおかしいんじゃないかと思う”などの他人に不快感を与えるような暴言(と捉えられかねない発言)を多く行っているからであると言えます.他人に不快感を与えない為に新たなマナーの提言をしているはず当人が,それに従っていない側の人達に対しては暴言を厭わない光景はどこかしら滑稽で,また,必要以上に反発を招きやすくなります.

言動に矛盾があるような場合には,普段以上に批判が集まりやすくなります.その為,マナーなどについて語る際には,普段以上に言葉使いに気をつけなくてはな,と思います.