タイムラグ

Atenasio氏によると、Googleマップの長所はUIがよいこと(スムーズにドラッグやズームなどが行える)、地図上で場所やショップ、サービスなどを検索することができること、にあるという。

http://codezine.jp/a/article/aid/804.aspx

UIに含まれるのかどうか分からないのですが,(特にネットワーク越しの)アプリケーションの良し悪しを決める重要な項目の一つに“タイムラグを感じるかどうか”があるように思います.一昔前の講義だと,“リンクをクリックして10秒以上かかるページはダメ”などと言う話も出てきたりしました*1.このタイムラグの感覚は,ネットワークゲームで遊ぶようになってかなり強くなりました.ゲーム性も良い,シナリオも良い,なのにラグいのでゲームにならない,のような感じで成功しなかったゲームも数多く存在します.

少し話しがそれましたが,Googleが提供するサービスの強さは“ラグを感じさせないこと”かなと思います.ユーザーインターフェースは(取っ付きやすいように作るとか)確かに重要なウェイトを占めていますが,ある程度カスタマイズできる形になっていれば,人間の“慣れ”も加わって意外と何とかなったりします.ですが,タイムラグとかレスポンスの悪さというものは,ユーザでは何ともならない部分も大きく,致命傷になりかねません.人はレスポンスの悪さに関してはかなり許容量が狭いようで,レスポンスが少し遅れただけでもかなりイライラさせられてしまいます(もちろん個人差はあるでしょうが).

自分で何かを作る場合でも,この点は気をつけたいな,と思います.

*1:なので,htmlファイルのサイズは30KB以内にしましょう,とか.もう随分昔のように感じてしまいます