政府がネトゲ、同人を弾圧した時、私は不安に駆られたが、
自分は同人オタではなかったので何の行動も起こさなかった。その次、政府はガンダム、エヴァ、スパロボを弾圧した。
私はさらに不安を感じたが 自分はアニメを見ないので 何の抗議もしなかった。それから政府はバイオハザード ドラクエ マリオ と順次弾圧の輪を広げていった。
その度に私の不安は増大したが それでも私は何も行動を起こさなかった。ある日ついに 政府はワンピースを弾圧してきた・・・。
http://www11.atwiki.jp/stop_kisei/pages/12.html
その日とうとうテレビ番組に規制がかかった。
そして私は一般人だった やっとのことで、行動に立ち上がった。
しかしその時はすべてが あまりにも遅かった
バラエティーの罰ゲーム自粛を=BPO青少年委が見解.この類の記事を見て感じる“何とも言えない怖さ”は上記のようなところかな,と思います.
上記の類の規制は一度行われしまうと,それを緩和・解除するにはかなり困難を伴います.(残虐的なゲームやバラエティーの過激な罰ゲームなどの)規制されたコンテンツに悪影響を及ぼされる人は(年齢を問わず)ほぼ確実に出現するため,そういった事例を踏まえた上で規制されたコンテンツが人々に悪影響を及ぼさないことを説明することは,ほとんど不可能であろうと思います.そのため,コンテンツの規制を行う際には,規制する時点でそれが本当に規制を必要とする程有害なものであるのかを吟味する必要があります.ですが,この吟味のときに“何となく有害だと思う”という程度の意見が予想以上に力を持ちます.
例えば遺伝子組換作物については、ずいぶんていねいに試験が行われているにもかかわらず、「よくわからないから忌避しておこう」と考えている人が多い。そして「よくわからないけど気持ち悪い」という考え方を堂々と述べて、ほとんど誰も「そういう非科学的な態度は危険だ」といわない。「数十年間食べ続けた場合の臨床データがない」なんて、言い掛かりもいいところ。通常の交配による新種だって、意外な毒性を持つ危険はある。なのに、そっちは通常の安全試験で納得するのだから。
http://deztec.jp/design/06/03/10_opinion.html
規制対象によっては,統計的データなどの裏づけを基にして得られた“具体的な有害性は確認できない”という結論が“何となく有害だと思う”という意見の前に無力化されることがあります.これも,この類(コンテンツの規制)の話題に感じる怖さかな,と思います.
私はテレビは滅多に見ないので,例え規制されたとしても声はあげないでしょう.ただ,行動したときには全てが遅すぎた,ということにはならないようには祈っておこうと思います.