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著者達によるもの
読者レビュー
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本文
気がついたら 1ヶ月以上 C++ の話題を何も書いていませんでした.心は C++er.
プログラミングの魔導書 〜Programmers' Grimoire〜 Vol.1 「Construct the World, C++」
ひょんなきっかけから今回,「プログラミングの魔導書」の筆者の一人として加わる事になりました.周りは C++ 界隈の「闇の軍団」の構成員ばかり凄腕な方々ばかりでドキドキしながら記事を書いてましたが,何とか書き終える事ができたようです.
私は,筆者の一人として関わっていた側なのでレビューと言うよりは終わった後の感想になりますが,他のレビュワーの方も言っているように,
- Bjarne Stroustrup へのインタビュー(江添 亮)
- Hello, C++ World!(稲葉 一浩/k.inaba)
- C++ の歴史(江添 亮)
辺りは読み物としても非常に面白く,C++ にあまり精通していない人でも楽しめるのではないかなと感じました.
「Bjarne Stroustrup へのインタビュー」と言えば,先日,Bjarne Stroustrup インタビュー (?) と 現実のStroustrupインタビュー:C++は単にオブジェクト指向言語でない理由をC++の父は語る | taro-nishinoの日記 | スラド がはてブ上で少し話題になっていましたが,上記のインタビューを読んだ後で読むと,(主観ですが)前者は本当に偽者で後者は本物のインタビューなのだろうなぁと言う感想がさらに強いものとなりました.Bjarne Stroustrup 博士の話は,C++ と言う枠組みを超えてプログラミング全般として考えさせられる事も多く,今すぐ何かに役立つと言う訳ではないですが思考・思想的な面でプラスになる事も多々ありました.
読んで面白い文章
上にちょっと書きましたが,稲葉 一浩/k.inaba さんや 江添 亮 さんの書く文章は面白いと言う事に羨望と少しの嫉妬を抱きながら眺めていました(笑)
これはプログラマと言うよりはブログで何らかの記事を公開している身からの話になりますが,「面白い文章を書く」と言うのは非常に難しいとよく感じます.「自分の言いたいことを理路整然と書く」と言う作業は以前よりは少しはマシになったようにも思うのですが,こうしてできた文章は「退屈」である事が多く読者にはあまり読んでもらえません.そのため,「タイトルで釣る」,「読まれやすいネタを選ぶ」みたいな手段に逃げる訳ですが,そう言った手段に頼らずともある程度は読んでもらえるような文章が書けるようになると良いなぁと妄想したりします.
こう言う事は,読んでいて「面白い」と感じる blog に出会う際にもいつも感じます.永遠の課題かなと言う気がします.
Boost を使ったネットワーク通信
自分の書いた記事の事を何も書いてませんでした.私自身は,Boost を利用したネットワーク通信(ソケットラッパーの使い方)の話を書きました.タイトル通り入門的な話なので,そこまで構えなくても大丈夫な話だとは思います.
昨今は,Twitter クライアントの開発などの流行もあって「C++ で HTTP 通信をする」みたいなものへの需要もまた少し出てきたんじゃないかなと感じています.Twitter の OAuth 認証に関しては,http://petitbanca.blogspot.com/2009/11/oauthtwitter.html のように 私が公開しているライブラリ で実装してくれている例もあるようです.なので,この辺のものを今回雑誌で紹介したものに統合して Boost.Asio で OAuth 認証みたいな話も,いずれできたらなぁと考えています.
いろいろ言われる C++ ですが,C++ でも「開発者にとって使いやすい機能」と言うのを真剣に考えています.そう言った事を感じ取ってもらえればと思います.