自分のリソース配分をどうするか

最近,自分のリソース(時間,やる気,etc)の配分をどうすべきなのだろうと言う事をよく考えます.現状は,デスクトップアプリ(GUI 部分はほぼ Windows 特化)がメインで,2割ルールで Web 関係のものをちょこちょこ習得すると言う感じですが,そのそれぞれについても細かいレベルでさらにリソース配分を求められる事となり頭を悩ませます.最近は AndroidiPhone などのスマートフォン上での開発関連の話題も見かける事が増えてきており,対象とするプラットフォームを一つ増やすかどうかの選択も迫られています.

「基本さえしっかり抑えておけば大丈夫なんだ」と言うのは一理あるとは思うのですが,実際問題としては,特定の言語・環境について理解が浅いまま実際の開発を開始してしまうと「取り合えず動きはするんだけど,変更・機能追加などに対して非常に脆いコードが出来上がってしまう」みたいな事が多々起こってしまい,ちょっと「環境依存の些細な部分」を軽く見すぎだよなぁと言うのがこれまでの経験での感想ではあります.また,「そもそも基本って何だよ」みたいな部分でも揺れてきます.

技術の本質なんて誰もわからないよ。もし、本当に本質が理解できているなら、みんながこんなに苦しんでいるはずないじゃん。

Javaを古くしたやつとRubyを煽っているやつ - yvsu pron. yas

したがって,少なくとも何らかのものについて実際に使い物になるレベルまで持っていこうとすると,その領域でしか使わないも知識・技術についても,それなりに自分の労力を突っ込む必要があります.

Web をぼーっと眺めていると,技術的な話に限っても様々な情報が大量に流れ込んできて,これが一種の焦りを生みます(もちろん良い面もたくさんあるのですが).全てをカバーするのは不可能なほど様々な情報で溢れている現在においては,「いかに捨てるか」と言う技術も必要とされています.ここで言う「捨てる」とは,「概要としては知ってるんだけど具体的なもの(コード,環境設定,etc)に落とす事はできない」なレベルに留めるものと,そこからもう1歩踏み込んで「実際に使えるレベルまで労力を費やす」ものに分別する作業なのかなと言うのが今のところの実感です.

「忙しい忙しい(ry」みたいな話は,いろいろな要因が絡んではきますが,要因の一つとしてこの辺の取捨選択がうまくできていないと言う事もあるのかなと思っています.自分自身を振り返ってみても,買ったは良いがまったく読んでない(技術)書籍が数冊あったりして,完全に消化不良になってるなぁと痛感する部分も多々あります.積読リストがひたすら増えていくみたいな状態は明らかに何かがまずいので,「要は,勇気がないんでしょ?」と言うことで勇気を持っていくつかのものを捨てる,と言う選択肢も(さらに増え続けていく情報の海の中で)これから増えていくのだろうなぁと思います.

もちろん,この方針だと「捨ててはいけないものを捨ててしまった」みたいな事もいろいろと起こってくるだろうと予想されるので,その辺のリカバリーも含めて自分のリソースの分配方法を意識してやっていかないとなぁとぼんやりと感じています.