Facebook の「タグ付け機能」が怖い

Facebook には「タグ付け機能」と呼ばれるものが存在するそうです。これは、写真の一部分(例えば、顔の部分など)をクリックして、その箇所に表示されている部分に相当する人物の名前(任意の文字列)を設定できると言うものです。

この機能の怖いところは、「タグ付けされたユーザのタイムライン(ウォール)に該当の写真が表示されてしまう」と言う部分で、場合によっては自分にとって不都合な写真(第三者にはあまり知られたくないような会合に参加している写真など)や、みっともない写真(泥酔している写真など)を自分のタイムラインに掲載させられてしまうと言う危険性が存在します。

一部ネット界隈(たとえば某はてな界隈やTwitterなど)で、ソーシャルメディア上で他人の動向を暴露するのをやめて欲しいという感じのネタが盛り上がっています。

・・・(中略)・・・

一方で、私がいつも怖いと思うのは、写真をバシバシ撮影していつの間にかネットに掲載している人です。 カメラを持った人が多くいるような飲み会とかだと、「撮影やめましょうよ」と言うのも野暮ですし、出来るだけ自分が酔わないようにしています。 撮影者がお酒に酔いつつアグレッシブになって、その瞬間のノリで写真を撮影してネットに掲載される恐れがあると思うと、それぐらいしか防衛手段がないからです。

個人的には、どちらかというと情報リテラシーが高くデリカシーが低い人が怖いという感覚です(2009年に書いた文章→ 情報デリカシー)。 「公開して何が悪い!」「公開を嫌がる奴はアホ」というノリなのも情報リテラシーが高い人に多いイメージです。

ソーシャルメディアとデリカシー - Geek なぺーじ

個人的には、自分の言動や写真を第三者がその人自身の管理しているスペースに投稿する事(「やられる側」)については、ある程度は仕方ないと思っていますが(自分がそう言った行為を「やる側」になると、また少し違います)、そう言った投稿された文章や画像が自分の管理しているスペースに表示されてしまう事に対しては、やはりそれなりに抵抗を感じます。

タグ付け機能を承認制に設定する

タグ付け機能については、「プライバシー設定」である程度コントロールできます。具体的には、以下の 2 点を承認制にするかどうかを設定する事ができます。

  • 自分の名前がタグ付けされた画像を自分のタイムラインに掲載するかどうか
  • 自分の投稿した画像に対して第三者によるタグ付けを公開するかどうか

設定方法は、ホーム画面の右上にある「プライバシー設定」より行います。

設定画面が表示されたら、「タイムラインとタグ付け」の項目の右側にある「設定を編集」をクリックします(尚、ローカライズに失敗?して英語表記のままの場合もあるようです)。

「タイムラインとタグ付け」と言う画面がポップアップで表示されますので、該当項目の「オン/オフ」を切り替えます。

自分のタイムラインに掲載されてしまうようなクリティカルな機能に関しては、デフォルトで承認性にして欲しいなぁと言う気はします。私のように「アカウント登録はしたけど、基本的に Twitter の投稿を転載するだけで放置」のような使い方をしていると自分のタイムラインに画像が表示されている事にもなかなか気づかない事が考えられるので、できるだけ承認制にしておいた方が良いなと思いました。