
Windows 11 24H2 にて導入された Windows 保護印刷モード (WPP: Windows Protected Print Mode) について、Microsoft 社より将来的な既定有効化が予告されています。
株式会社キューブ・ソフトでは、この施策への将来的な対応に向けた取り組みの一環として、Windows 保護印刷モードに対応した CubePDF の実験版、および関連する全てのソースコードを公開しました。
尚、公開した Windows 保護印刷モード対応版については、あくまで動作検証等を目的とした実験版としております。Windows 保護印刷モード上での仮想プリンターに関しては、以下の理由から、少なくとも現時点では弊社として実運用を推奨しておりません。
- Windows 保護印刷モード既定有効化の具体的な日程が不明 であること
- Windows 11 24H2 での導入以降、ドキュメントの整備、機能改善、サードパーティ開発者へのフィードバック等の Microsoft 社による表立った動きが全く見られないこと
- PSA v4 仮想プリンターの実際の利用事例もほとんど確認されておらず、実用に耐え得る状況かどうかの判断が困難であること
また、予期せぬ不具合が生じる可能性もあるため、ある程度の自己解決が可能な方のみのご利用をお願いいたします。
弊社による独自の調査・検討結果については、Windows 保護印刷モードに対応した PSA v4 仮想プリンターのサンプルコードを公開 もあわせて参照下さい。
注意点
利用に際して、以下に 2 点ほど具体的な注意点を記載します。
.NET 8.0 デスクトップランタイム
Windows 保護印刷モードに対応した CubePDF は、実行時に .NET 8.0 デスクトップランタイムが必要になります。もし、上手く実行できない場合、.NET 8.0 のダウンロード より取得し、別途インストールを試して下さい。
アンインストール
現在、PSA v4 対応の仮想プリンターは MSIX インストーラーでのみインストールが可能となっていますが、アンインストール時に完全にはアンインストールされない現象を確認しています。完全にアンインストールする場合、Windows の標準機能でアンインストールを実行後、レジストリエディタで下記サブキーにある該当の仮想プリンター用ポートのサブキーを削除し、再起動して下さい。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Print\Monitors\Virtual Port Monitor\Ports
例えば、開発環境では下記のような名前のポートが作成されていました。
CubePDF5_4fb04hssptege_cube-psa-desktop-bridge:ps-printer_S-1-5-21-3114412831-3744230469-3766615254-1003