Windows 11 を中心として、CubeICE 設定 のみで圧縮ファイルへの関連付け操作(圧縮ファイルをダブルクリックした時に CubeICE で実行されるように設定)を完了できない現象が確認されています。この記事では、この現象の原因と対策方法について記載します。
原因
この現象は、ユーザーが Windows の エクスプローラー を通じてファイルの関連付けを行った場合、特殊なロックがかかってサードパーティーのプログラムからは変更できなくなると言う Windows 側の挙動が原因となっています。該当の制限機能は Windows 8 から存在していましたが、Windows 10 までは ユーザーが手動で明示的にファイル関連付けを実施したもののみ に限定されていたのに対して、Windows 11 からは Windows が初期状態で設定しているファイル関連付け にも適用が拡大されているようです。
この現象に関しては、Windows 側が該当の操作を明確に拒否している事もあり、CubeICE 側のみで根本的な解決を図る事は不可能だろうと予想しています。例えば、CubeICE にもっとも関係のある拡張子で言うと、zip ファイルに関しては CubeICE 設定のみでファイル関連付けを完了する事ができません。
対策方法
CubeICE 設定で関連付けの設定を有効にしたにも関わらず、その設定が反映されない場合、下記の方法を試して下さい。
- エクスプローラーで、該当の拡張子のファイルを右クリック
- ポップアップ表示されるメニューで、プログラムから開く、別のプログラムを選択 の順に選択
- 表示される画面で CubeICE を選択し、常に表示する ボタンをクリック (「常に表示する」は、「指定したプログラムで常に実行する」と言う意味のようです)
CubeICE は C:\Users\%UserName%\AppData\Local\CubeSoft\CubeIce\Log
フォルダーに実行ログを出力しています(%UserName% は、ログオン中のユーザ名に置換)。上記の方法を試しても問題が解決しない場合、これらのログを添付して support@cube-soft.jp までご連絡下さい。