tinycafe をきっかけに、無断リンク論争について少し追ってみたのでメモ。当の tinycafe に関しては、さすがにネタかなぁという気もしますが。
図にして思ってみたのは、「リンクフリー」に代表されるウェブ的作法と、「無断リンク」に代表される日本社会的作法は、もうまるで「別の文化圏」、まったく違う文化の衝突なんだということがはっきり見えてきたかなということだ。誰もが気づいていたようなことなんだろうが、自分で図にしてみてくっきり鮮明になったというか。
無断リンク禁止論者は「無断リンク禁止が常識」だと思っていて、無断リンク容認論者は「無断リンク容認が常識」だと思っているのです。そんだけです。
無断リンク論争が決着が付かない原因の一つは、お互いが自分の考えていることを“常識”と考えているから、という気がします。確かに、無断リンク支持派・反対派ともにそれなりの理由を持って議論をしています。ただ、議論を見ていて感じるのは、お互いが自分の考えている事が“常識”であることを前提で議論しているため、相手の主張の問題点しか目に付かず、議論が平行線を辿っているように思えます。無断リンク論争においても ゲーム脳問題 と似たような傾向(人は見たいものを見る)があるのかなと思います。
うまく妥協点が見つかれば良いのですが、なかなか難しそうです。