株式会社キューブ・ソフトは企業として GitHub Sponsors を開始しました

GitHub Sponsors

この度、株式会社キューブ・ソフト (CubeSoft, Inc.)GitHub Sponsors を利用して、企業として OSS 開発者のスポンサーになる取り組みを開始しました。第 1 弾として、下記の方々に対して実施します。

  • @mayuki (Mayuki Sawatari)
    WeekRef.NET にて .NET 関連の情報をほぼ週刊で更新すると言う取り組みを始められました(参考 Tweet)。各記事のボリュームもかなりのもので、.NET に関わる開発者にとって非常に有用な情報源となりそうです。その他にも、.NET に関連するライブラリを精力的に開発されています。
  • @sayurin (Kurata Sayuri)
    FFFTP の現メンテナとして開発を続けられています。持続的に保守できるようコードのリファクタリングも精力的に行われているようで、この Tweet 等は個人的に感銘を受けました。

GitHub Sponsors の利用目的

GitHub Sponsors を利用する 企業としての動機 は広告戦略の一環、もう少し具体的に言うと、これらの活動を通じて弊社および CubePDFCubeVP 等の弊社製品に対する認知度やブランドイメージの向上を図る、と言った内容になります。

個人としての動機については……少し昔話をしようかと思います。昔、CubeVP の販路拡大を模索していた時期にプレゼンテーションをする機会がありましたが、この時に頂いた指摘の一つに「タダで手に入るソフトウェアに対して、誰がカネを払おうと思うんですか?」と言うものがありました。

この指摘については、CubePDF 等、一般的に「無料ソフト」と呼ばれているものに対する(ソフトウェア開発者ではない方々の)認識としては普通にあり得る事は理解していましたし、CubeVP と CubePDF の位置づけを伝えきれなかった私のプレゼンテーション能力不足も原因として挙げられます。……が、そう言った理解とは別の所で、実際に上記のような言葉を直接投げかけられた時の感情的なインパクトは正直大きかった事も事実です。

この出来事から数年が経過し、幸いにも弊社の各種有償プランには多くのお問い合わせやご成約を頂けるようになりました(弊社の取り組みについては、株式会社キューブ・ソフトのビジネスモデル を参照下さい)。まだまだ、これらだけで組織を維持できる程の収益を生むまでには至っていませんが、先に頂いた問いに対する回答を行動で示せた事には一定の満足感を抱いています。

その一方で、これだけでは不十分で、今度は自分が資金を供出する側として何か行動を起こしたいと考えるようになりました。そんな折、GitHub が GitHub Sponsors for companies プログラムを発表し、日本でも企業として参画する事例が見られるようになりました。

弊社あるいは私としても、いつかはこの動きに追随したいと思っていたのですが、ここ数日 Twitter 上でたまたま「凄いな」と思えるような方々を連続して見かけたため、勢いで始める事を決定して、現在に至ります。

今後の予定

今後も弊社が利用するライブラリ等や個人的に凄いと思う取り組みを見かけた際には、スポンサーとして僅かながらでも力になれないか検討を続けていきたいと思います。尚、スポンサーになる対象としては、現時点では Windows ソフトウェアに関する開発者に絞って実施する予定としています。この理由は、弊社の主力分野を考慮してと言う事が 1 点、主観になりますが所謂 Web 技術と呼ばれる分野に比べてこう言った盛り上がりに欠ける印象を抱いている事がもう 1 点となります。

弊社はまだまだ小さな企業ですし、広告宣伝費として計上できる金額もそんなに多くない現状ではありますが、地道に継続できるよう今後も様々な面において邁進してまいります。