議員と国民

揚げ足取りの反撃と言った形.一つ目はさすがに何とも言えませんが,これからさらにこういった事例が出て来ないとも限らないので,そろそろあの論争は収束していくのではないかな,と思います.国民もマスコミも飽き気味ですし:p

06年度補正予算は6日午後の参院本会議で、自民、公明両党の賛成多数で可決、成立した。柳沢伯夫厚生労働相の罷免を求め審議拒否している野党4党は本会議も欠席した。野党が衆参両院の審議に一切参加せず補正予算が成立したのは1966年12月の臨時国会以来となる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070206-00000015-maip-pol

個人的に気になったのは,野党が衆参両院の審議を欠席したことです.これを見ていると何となく,“現状では,我々(野党)はいてもいなくても変わらない.我々は無力だ(だから,与党に反対できる位の票数が必要だ)”ということを訴えているようにも見えました.ただ,それでも欠席したことが良い戦略だったのかどうかは判断しかねるところですが(Webから見える範囲の世論は,この件で野党に批判的になりましたし).

さて,今回の騒動を受けてという訳でもないですが,blogなどで“議員はバカばかりだ”という批判を良く目にします.これに関しては,以下のエントリが面白いなと感じました.

国会議員は国民の代表である。福沢諭吉も述べているとおり、社会には賢い者と愚かな者がいる(『学問のすすめ』参照)。国民の投票によって選ばれるのだから、愚かな者、つまりバカな者の代表も選ばれて当然なのである。国会議員の中にバカな者がいなければ、民意が反映されているとは言えないのだ。

バカによってバカな国会議員が選び出され、バカの代表としてバカな発言をする。これらは決して無駄ではない。そのようなバカな議員がいなければ、バカの意見は届かない。

バカな議員にも立派な存在理由があるのであり、飲んだくれて酔っ払ったおじさんは、その議員よりも賢いかもしれないが、国会議員としては不適切なのである。おじさんは平凡な存在であり、誰かを代表することなど出来ないのだ。

http://simple-u.jp/pd200311.html#2003-11-05

議員は良くも悪くも国民の代表です.議員は国民の映し鏡とも言えます.もし,本当に議員にバカしかいないのだとしたら,それは・・・