全レス可能な閾値は予想以上に低い

べにぢょのらぶこーるでコメント欄に関するトラブル(?)があったようです.そんな訳で,今日はコメント欄関連で感じたこと.

アイドルのブログじゃないんだから、荒らしにレスしないのは読者とのコミュニケーションを放棄してるってことでしょ?

自分の話だけして人の話に返事をしないのはおかしい、アイドルなら分かるけれど、そうじゃないんだから荒らしともきちんと向き合うべきだ、という指摘。

http://d.hatena.ne.jp/lovecall/20070406

いわゆるアイドルと呼ばれる人たちも,最初は(売れる前は)ファンの言葉に対して(全て)返事を返そうとします(サインをねだったらくれるとか).ですが,知名度が上がるにつれてその絶対数が増えていき,やがて個人で対応可能なキャパシティを超えてしまいます.そうすると,徐々にそういったものに対するレスポンスは低下していきます.一般人のblogであっても不特定多数からのコメントが付くようになれば上記と同じような道を辿ることになるので,その意味では“アイドルのblogかどうか”という区別の仕方にはあまり意味がなく,どの程度の頻度で(不特定多数からの)コメントが到着するかの方に依存してきます.

さて,ここからは経験則なのですが,個人が対応可能な(コメント数の)閾値は予想以上に低いのではないかと思います.このblogを始める前に更新していたWebサイトでは(BBSという形でしたが)それなりの頻度でコメントが書き込まれていたのですが,10件/日位の頻度になると全レスしていくのはつらいなと感じるようになりました.10件程度なら余裕だろと思うかもしれませんが,(確かに毎日チェックしていれば10件程度ならば返せるのですが)2, 3日目を離すと結構な数の未読コメントが溜まり,お手上げ状態になってしまいます.そう言った経緯もあり,次第に質問のような類のものにしかレスを返さないようになってしまいました.

blogなどは記事単位なので新着コメント数は線形的に増加していくことは少ないでしょうが(コンスタントにコメントが付くのではなく記事をアップした直後に一気に付く),コメントが付く頻度が高くなるにつれてレスが返しにくい(特にレスを返す必要もないと感じる)コメント(e.g., 中傷を含むようなコメントや場合によっては初めましてのようなコメントも)をスルーしがちになるのは仕方ないかなと感じます.

もちろん,コメント数が多いにも関わらず全レスしている人もいます*1.そして,そういったブロガーを見ているうちに,ややもするとそれが当たり前と感じるようになってしまいます.ですが,それは決して当たり前ではないことは認識しておいた方が良いのではないかな,と思います.

言うは易し行うは難し.たかがコメントへのレスであっても,本当にそう感じます.

*1:mixiなどでは,膨大なコメントに対しても全レスしている人を比較的良く見かけ,そのたびに凄いなと思ったりします.