なぜアフィリエイトは嫌われるのか?

「地震の時は水をためろ」はウソ - カレーなる辛口Javaな転職日記 への反響を見ていると想像以上にアフィリエイトへの批判(非難?)が多いのですが,ふと「なぜ,こんなにもアフィリエイトは嫌われるだろう?」と感じたので今回はこれについて考えてみます.

アフィリエイトが嫌われる理由としては「嫌儲」などいろいろ言われますが,問題として大きなウェイトを占めるものの一つに「読者としてはやっぱり読みにくい」と言うものがあるように思います.

本音を言うと,上記の記事は私もイラっときましたw ただ,私が不快に感じた原因は「災害をネタに儲けようとしているのが気に入らない」とかそう言ったある種の正義感的なものではなく,もっと単純なものが原因となっていたような気がします.最初は,自分でも何に対して不快な気持が芽生えたのかよく分からなかったのですが,もう一度読み返してみると,例えば以下の個所でイラっときました.

このブラウザの一画面全てが広告で埋まった瞬間にストレスを感じたようです.実際問題としてはスクロールすればすぐなのですが,それでも「何かストレスに感じた」と言う気持ちは残ったままになり,それが「何かよく分からないけど不快」と言う印象を記事自体に残す事になりました.

広告を貼りつける場合,やはりレイアウトは大切な要素のように感じます.例えば,下記のようなレイアウトであったならば,少なくとも私はストレスに感じる事はなかっただろうと思います(ペイントで適当に作成したものなので,情報抜けがありますが).

この類の不快感は,アフィリエイトに限らずブログパーツからも感じることがあります.サイドバーに乱雑に設置されてあるブログパーツ類,特に,サイドバーに収まりきれず本文部分やブラウザの画面外に飛び出しているものを見ると「何か分からないけど不快な気がする」と言う印象を持ったりします.この気にならない人からすると神経質とも思える不快感が,Web ページの印象を意外と大きく左右させます.これは,10 年以上前の「リンク用バナー」の時代から,サイトを作る側としても見る側としても頭を悩ませる問題です.

アフィリエイト広告やブログパーツは外部から提供されるため,なかなかうまく自分の Web ページの外観とマッチしません.そのため,多くの場合は「まぁいいか」と妥協して貼り付ける事になるのですが,この妥協によって読者に与える不快感(Web ページの外観の崩壊から来る読みにくさ)は思いの外大きいように感じます.

アフィリエイトは,それ自体に(読者からは)あまり良いイメージを持たれていない事は確かです.「広告と言うだけで気に入らない」と言う読者も多く,広告を表示させる以上ある程度の反感を持たれる事は仕方のない事のように思います.しかし,それでも設置する際にはレイアウト,重さ(通信量,JavaScript などの処理量,etc),読みやすさなどを考慮して,(アフィリエイトの部分に関しては)できるだけ妥協する事なく記事を作成し,必要以上の反感を持たれないようにする事は大切かなぁと思いました.