最近,各種 Web サービスのユーザ層,使用される領域(具体的に言うと,各種 API から取得できるカウント)から対象となった(ブクマされた,呟かれた,「いいね!」が押された,etc)記事の性質を判別しようと言う試みを続けています.以前に紹介した Topics and Knowledge 〜はてブ「人気の話題と知識」〜 のように Twitter と はてなブックマーク については,それぞれの Web サービスが用いられる状況が何となく見えてきたのでその傾向から(少しは)意味のある分類に繋げられているのですが,Facebook(の「いいね!」された数)に関してはまだユーザ層や使用用途に傾向が見えずに活用できないでいます.
そんな訳で,最近は「どのような記事が「いいね!」ボタンが押されやすいか」と言う事を気にしながら Topics and Knowledge 〜はてブ「人気の話題と知識」〜 を更新・閲覧しています.今のところ,まだ何も分かってないのですが,1点だけ気になったのは「2ch まとめブログの記事は「いいね!」ボタンが押されにくい」傾向が見えると言うものです.
「Topics(被ブクマ数に対してツイート数が多い記事)」に分類している記事に「いいね!」が集まっているのは何となく分かるのですが,「Knowledge(被ブクマ数に対してツイート数が少ない記事)」に分類している記事と比較しても,2ch まとめブログの各種記事は「いいね!」されている数が少ないような傾向が見られます.例えば,2ch まとめブログ最大手で相当のアクセス数を持っているであろう 痛いニュース(ノ∀`) でようやく 2桁に達する程度です.これに対して,それ以外に分類している各種記事は,ちょっと反響があれば(ブクマされる or ツイートされる),「いいね!」の数もぽつぽつ伸びている感があります.
今のところ理由はまだ分からないのですが,一つ思ったのは Facebook の「いいね!」ボタンが設置されているかどうか,かなぁと言うものでした.例えば,http://blog.livedoor.jp/funs/archives/51998425.html と言う記事は 2ch まとめブログの記事としては珍しく 253 と言う「いいね!」を集めているのですが,この記事を見ると zenback を利用して「いいね!」ボタンを設置しています.まだ詳細にチェックしてはいないのですが,「Knowledge」に分類している各種記事が(私の)予想に反して意外と「いいね!」を集めているのも,ここに分類されるような性質の記事を書く人は各種ソーシャルボタンも意欲的に導入するからかなぁと言う気もしてきました.
はてブのブクマ数や Twitter のツイート数もソーシャルボタンを設置するかどうかで伸び方は異なってくるのですが,(ソーシャルボタンからのアクションが主要因になりそうな)Facebook の「いいね!」や Google +1 はそれ以上に,ソーシャルボタンが設置されているかどうかで大きく変わってきそうなので,各種ソーシャルメディアの API 経由で得られるカウントから何かを判断する際にはその辺りの事も考えておかないとなぁと感じました.