もはや日本人学生は期待されていない!?企業が中国人採用に乗り出した本当の理由 | 「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和 | ダイヤモンド・オンライン を読んでいて,無駄に 6ページに分割されてあって凄く読みづらいなぁと思ったので,今回は「ページ遷移」について(先の記事の内容とは全然関係ない).
1-click を n-click にすると商売になる
先のような記事を読んでいると,こう言う時にはやっぱり AutoPagrize 機能が欲しくなるなぁと言う感想を抱きます.そんな事を考えていたら,ちょうど「n-clickを1-clickにすると商売になる。1-clickを0-clickにすると革命になる」 と言う言葉が見えてなるほどと思いました.
ただ,PV 至上主義的な現在の Web においては,コンテンツ生成側は「いかに PV を水増しするか」と言う事を重視する場合も多く,先の記事のように 1-click を n-click にして n倍界王拳だ!みたいな事例も増えてきています.そう言った意味では,現在の Web は「1-click を n-click にすると商売になる」と言う性質も持つようになってきている気がします.
AutoPagrize
さて.AutoPagrize 機能は確かに便利なのですが,たまに「ページ遷移機能として AutoPagrize しか提供していない」Web サービスがあったりして,しんどい思いをしたりします.特に検索エンジン的な Web サービスで AutoPagrize のみ提供されている場合は,そのしんどさは最高潮に達します.
AutoPagrize にもデメリットは存在しています.具体的に言うと「シーケンシャルなページ遷移しかできない」と言う点です.
例えば,何らかの検索を行う場合,1回の検索では終了しない事も数多く存在します.その場合は再度,同じキーワードで検索を行うのですが,この際,最初の数ページ位はもう見たので一気に飛ばしたいと思う事がよくあります.この時に AutoPagrize 機能しか有していない場合は,マウスホイールでグリグリと自力で飛ばしていかなければならない事となります.ネットワーク状態が良くすぐ次のページが表示される場合はまだ良いのですが,重くて次のページを取得するにも結構な時間がかかる場合は,これはかなりのストレスとなります.
また,「さっき見たところまで戻りたい」と言う場合も結構面倒になります.旧来のページ遷移が行われている場合は,どの辺りに目的のコンテンツが存在したかを覚えていれば Web ブラウザの「戻る」機能で一気に戻る事も可能ですが,AutoPagrize 機能で全ての内容を 1ページに表示している場合は,これもマウスホイールかスクロールバーで地道に戻るしか道がありません.Twitter の標準の UI でしばしばこのストレスを感じます.
AutoPagrize 機能の方が便利な局面が多いのは事実だろうと思いますが,旧来のページ遷移に完全に取って代わる機能と言う訳ではありません.それぞれのページ遷移方法のメリット・デメリットを把握し,提供する Web サービスの性質も考慮した上で,どちらの機能を提供するか(または併設するか)をよく検討する必要があるなと思います.