CubeICE 0.9.0β

CubeICE 0.9.0β をリリースしました。尚、0.9.0β では、「7-Zip」に任意コード実行の脆弱性、修正版のv18.05が公開 等で報じられた、7-Zip による脆弱性の修正分も適用されています。そのため、CubeICE の既存バージョンをご利用の方は可能な限りアップデートをお願いいたします。

コンテキストメニューのカスタマイズ画面を再実装

CubeICE 設定

0.8.0β での改修以降、一時的にコンテキストメニューの詳細なカスタマイズができない状態が続いていましたが、0.9.0β にて復旧しました。コンテキストメニューの詳細なカスタマイズは、CubeICE 設定の「一般」タブ、「コンテキストメニュー」グループの「カスタマイズ」ボタンをクリックして表示される画面で行う事ができます。

自己解凍形式の圧縮ファイルを CubeICE で解凍するとエラーとなる現象を一部改善

自己解凍形式の圧縮ファイルを ダブルクリック(自己解凍機能)ではなく CubeICE の解凍メニューを通じて解凍しようとした時 にエラーとなる現象が確認されていました。0.9.0β では、この現象の内、CubeICE または 7-Zip によって作成された自己解凍形式の圧縮ファイルに関しては、正常に解凍できるように修正しました。

ただし、それ以外のソフトウェアで作成された自己解凍形式の圧縮ファイルに関しては、0.9.0β でもエラーとなる可能性があります。その場合は、ダブルクリック等で自己解凍機能を用いて解凍するようお願いいたします。

圧縮時における文字コードの自動変換方法を変更

これまで CubeICE を用いて圧縮する際、文字コードを Shift_JIS に変換していましたが、0.9.0β では Windows の環境に依存した文字コードに変換するように変更しました。この変更によって、一部の環境(非日本語環境)で、これまでと挙動が変わる可能性があります。

尚、CubeICE 設定の「圧縮」タブにて ファイル名を UTF-8 に変換する オプションを有効にしている場合は、これまで通り UTF-8 に変換されます。また、一部の圧縮形式(7z など)は、圧縮時に UTF-8 に正規化されるようになっていますので、それらに関しても挙動の変更はありません。

その他の修正

その他の修正は下記の通りです。

  • タスクバーに圧縮または解凍の進捗状況を表示するように修正しました。
  • デバッグログの出力を抑制するように修正しました。
  • 7-Zip 18.05 までの修正を適用しました。