神の存在

何故か,Wikipedia神の存在証明の項目を読んだのでその話題について.

神の存在証明とは主として、中世哲学における理性による、神の存在の根拠の提示を意味するそうで,四種類の証明があるそうです.私が気になっているのは,そのひとつの本体論的証明というもの.

アンセルムスが、このような形の神の存在証明を試みたので有名である。しかし、この証明は中世哲学において、極めて一般な証明議論であった。

この証明は、カントが論破したことで有名であるが、「存在する」という事態を、「属性」として捉え、例えば、次のような論理を述べる。「存在するという属性を、最大に備える存在者が存在する。何故なら、存在するという属性は、他の存在者もすべて備えているが、そのような属性を「最大に持つ者」は、まさに、自明的に存在するからである」

このような「最大の存在属性を持つ者」こそは、神である。それ故に、神は存在する。

これは,なかなかおもしろいです.
これを応用して,例えば「笑わせる」という事態を「属性」として捉えると,その属性が最大の人は笑いの神になるんですね.
また,「弄られる」という事態を「属性」として捉えるとその属性が最大の人は弄られの神となる訳ですね!(何か,後者は身近にいた気がする

これを考えると,2ちゃんねるで良く言われてる「神」という言葉も,意外とイイ線いってるのじゃないかと思ったり.