話の面白さ=内容+タイミング

あれ?すごく面白かったんだけどなぁ。。。。。
酒の席での話は後日書いてもあんまりおもしろくない、わかるか?この意味。。。。

http://d.hatena.ne.jp/wakamura_you/20070620/1182320821

酒の場での面白かった話(馬鹿をやった話など)を他の場所で話すと思ったよりうけずに,しばしば「あれ?何か皆,笑顔が引きつってるよね??」みたいな状況に陥ります.私も酒の場での(自分達がやった)馬鹿話はそれなりにありますが,その話が使える場面というのは限られています.別の酒の場で,ある程度皆が酔ってきて思考能力が落ちてきた頃くらいでしょうか.

これは恐らく,面白い/面白くない,が話の内容だけでは決まらないからだろうと思います.私達は,一連のやり取りの中で(最も)面白くて盛り上がった部分だけを切り取って後の話のネタにします(上記の例だと,タコヤキに関するやり取り).しかし,それが面白いと感じるかどうかは,話の内容も重要ですがそれ以上に,その話題にたどり着くまでのプロセスや話に関わっている人の状態が大きく関わってきます.それ故,そのプロセスを共有できていない人に話すと,その内容がどんなに面白かったとしても,その面白さは半減してしまいます.逆に,盛り上がったときと同じような状況下でその話を話せば,内容はさほど面白くなくても笑いを取れたりもします.酒の場の体験談を,体験したときと比較的近い状態になっているであろう,同じ酒の場で話すと比較的外しにくいのは,そういった要因が大きいからだろうと思います.

ある芸人が,“話のネタというものは,そのネタを披露する最高の機会というものが存在する”という話をしていてなるほどと思った.私なんかは,何か面白い話を聞くとだれかにしゃべりたくてウズウズしてしまい,すぐにしゃべってしまうからダメなんだなぁ.

以前にも一度紹介しましたが,話のネタを披露するときはそのネタが最適なタイミングなのかどうかを見極める必要があるのだな,と改めて感じました.