ここ最近,自分の観測圏内でしばしば見られるようになった 達人プログラマーを目指して と言うブログが興味深くて,よく読ませてもらっています.
- 日本のSI業界こそ、専門の技術者の必要性がもっと見直されるべきではないのか?
- やはり、私は今後もSI業界で達人プログラマーを目指したい
- 高い品質のプログラムを作らなくてはならないと考えている職人PGの考えは間違っていた?
- アジャイル脳の対立概念はSIer脳でなくてウォーターフォール脳?
- プログラマーの成長を考えないSIerの仮説は間違っている
同じプログラマでも,私の今いる世界と上記の SIer と言う世界は随分と異なっているらしいと言う事もあり,「賛同できるか」とか「共感できるか」とかはまた別問題なのですが,純粋に読み物として見ても(多分,この業界に居る人になら)面白いブログだと感じました.
この辺で少し書いたのですが,「読んでいて面白い文章」,「読んでいて人を引き込むような文章」と言うのは非常に難しいといつも痛感します.その意味では,始めて間もない(1年経ってない)のにも関わらず,比較的狭い話題だけで定期的にこれだけの反響を集めるのは凄い事だなぁと思います.
タイトルの「達人プログラマーを目指して」と言う話は,私自身は明確に意識して何かを考えた事はないのですが・・・私自身は,少なくともプログラミングと言う部分に関しては,かなりの裁量を任せてもらってますが(このライブラリを使ってはダメとか,こう言うコーディング規則に従えとか,そう言うのはほとんどない),まぁそれでも自分の美学と現実との間で揺れる事もあります.そんな訳で,自分の信じている美学(宗教)自身が間違っている可能性も含めて,どっちにも偏向しすぎないようにうまくやっていけたらなぁとぼんやりと思っています.