プログラミングは一朝一夕に達成できるものじゃない - カレーなる辛口Javaな加齢日記 と言う記事で久々に id:JavaBlack が火を噴いていたので何となく書きました。本当は別の記事(追記: JavaBlack で紹介されている書籍の統計 - Life like a clown)があるんだけど、先にネタ記事を投下。尚、これは アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本 のパロディなのであまり真に受けないようにお願いします。
まあ、どのくらいの数の JavaBlack オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らない JavaBlack の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、JavaBlack のことを紹介するために紹介すべき 10 冊のあま……良書を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタファッションガイド」の正反対版だな。彼女に JavaBlack を布教するのではなく相互コミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、財布的にも腕力的にも過大な負担を伴う 1 万円超、1000 ページ超の JavaBlack 尼……良書は避けたい。できればタイトルだけ、長くてもパラパラッとめくって「ドヤァ」にとどめたい。
あと、いくら JavaBlack 的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。JavaBlacker が『K&R』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
JavaBlack 知識はいわゆる「Java が Black なんでしょ」的なものを除けば、 「Hello, world!」程度は知っている。 と言うか「Hello, world!」と言う言葉しか知らないが、知力はとスルー力はけっこう高い
と言う条件で。
まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。リンク数はブログ記事で貼られていたリンク数をスクリプトで総計したもの。
憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座 (14 Link)
翔泳社
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まあ、いきなりここかよ、と言うか良書じゃないじゃん、とも思うけれど「JavaBlack 以前」を凝縮しきっていて「JavaBlack 以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。リンク数 14 だけど。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な JavaBlack について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
プログラミング作法 (22 Link)
プログラミング作法って典型的な「JavaBlack オタクが考える一般人が知っていそうな書籍(そう思ってるだけ。実際は全然知らない)」そのもの、という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。「オタとしてはこの 2 冊は“JavaBlack”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。「プログラミング入門本としては古典」だし。リンク数 22 もあるし。
プログラマが知るべき97のこと (28 Link)
たぶんこれを見た彼女は「何かしら妻のやり方に文句をつけてきたら「それは仕様です」と言い返してやって、夫がコレは仕様だと言い始めたら仕様変更入りましたって言い返せばいいんだよね」と言ってくれるかもしれないが、それが狙いといえば狙い。
この系譜のネタ元は真面目な書籍であったこと、何故かネタの方が Twitter で大人気になったこと、いつも「難しくて何書いてるかわかんない」って言われて、3 秒でスルーされてもおかしくななさそうなのに、ブログの記事ネタで彼女と盛り上がれたこと、なんかを非オタ彼女と話せてよかったかな、という個人的経験談。JavaBlack 関係ねぇ。
プログラマのためのサバイバルマニュアル (22 Link ※原著、邦訳を合算)
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「やっぱり JavaBlack と言えば喧嘩だよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「具体的な理由を挙げず批判するのは単なる中傷です」でもいいのだけれど、そこで「プログラミングの出来る人と出来ない人の決定的な違い論争」を選んだのは、エアガン持って威嚇してたら火炎放射器持ったモヒカンが「汚物は消毒だ〜!!」ばりに現れると言う圧倒的火力差に痺れたから。
炎上したらしばらくトーンダウンして大人しく過ごし、忘れた頃に復活すると言うサバイバル技術はプログラマにも通じるものがあるよね、とか書籍の内容と全然関係なくても、そんなことを彼女に話してみたい。
Effective Java (20 Link)
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今の若年層で JavaBlack の実コード見たことある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
「JavaBlack」よりも前の段階で、JavaBlack の哲学とか正論技法とかは既に頂点に達していたとも言えて、こういうクオリティの方がブログで普通にサンプルコードを書いていたんだよ、というのは、別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく JavaBlack オタとしては不思議に誇らしいし、いわゆる「正論と大量のあま……良書で薙ぎ払う JavaBlack」しか知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
なれる!SE―2週間でわかる?SE入門 (116 Link ※シリーズ総計)
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JavaBlack の「お色気要員」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「終わらないプロジェクトを毎日生きる」的な感覚が SE には共通してあるのかなということを感じていて、だからこそ「できる!SE」最終話はあの形以外ではあり得なかったとも思う。読んだことないし終わってもないんだろうけど。
「デスマ化した日常を生きる」と言う SE の感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「SE の気分」の源はどこにあるんですかねえ、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
大震災名言録―次の災害を乗り越えるための知恵 (10 Link)
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これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういう、「正論も多分に含まれるんだけど、文体と過剰な煽り文句のせいで一触即発な殺伐とした JavaBlack 雰囲気」がプログラミングネタ以外でも体感できると言うのを、それが非オタに受け入れられるか気持ち悪さを誘発するか、と言うのを見てみたい。
オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン (28 Link)
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9 冊まではあっさり決まらなくて 7 冊になったんだけど 10 冊目 8 冊目はもう空白でもいいかなキリ悪いしめんどくさいし、などと思いつつ、便宜的に GoF を選んだ。
オブジェクト指向の地雷本から始まって GoF で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、OO 言語のデザインパターン時代の先駆けとなった良書でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、JavaBlack 的にはもっといいアマゾンがありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10 冊目はこんなのどうよ、というのがあったら勝手にやってください。「駄目だこの JavaBlacker は。俺がちゃんとしたヲチリストを作ってやる」と言うのも勝手にやってください。こういう試みそのものに関する意見は、来ても全力でスルーします。
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