CubePDF Utility 0.5.4β

CubePDF Utility 0.5.4β をリリースしました。修正点は以下の通りです。

詳細を設定して抽出機能を追加

0.5.0β 以降、抽出機能に関しては「選択ページを抽出」のみに制限されていました。0.5.4β では、設定用画面を新たに設ける事により、抽出条件を柔軟に変更できるようにしました。メイン画面の「詳細を設定して抽出」メニューをクリックすると、下記のような画面が表示されます。

詳細を設定して抽出画面

出力ファイル形式として、PDF に加えて PNG 形式にも対応しました。尚、PNG の場合、出力される画像ファイルのサイズ(幅x高さ)を決定するために解像度を指定して下さい。例えば、A4 サイズの PDF ファイルを PNG ファイルとして抽出した場合、72dpi なら 595 x 847px、300dpi なら 2480 x 3508px の画像として保存されます。また、PNG ファイルの性質上「1 ページ毎に個別のファイルとして保存」オプションは無視されます(1 ページ 1 ファイルの形に強制)。

サムネイルおよびプレビュー画面の表示方法を改善

0.5.0β 以降、PDF ファイルによってはサムネイルおよびプレビュー画面の表示が不明瞭な現象が確認されていました。0.5.4β では、描画方法を見直す事により、これらの問題を改善しました。また、これまでは PDF に含まれる注釈の内容は表示されていませんでしたが、注釈の内容も含めて表示されるように修正しました。

尚、現在 CubePDF Utility は PDF の描画用ライブラリとして PDFium を利用していますが、このライブラリを Google Chrome の現在の最新バージョンである Chromium 76 相当のものに更新しました。PDFium ライブラリをビルドする環境が整いましたので、今後は、Google Chrome の更新に合わせて CubePDF Utility で使用している PDFium (pdfium.dll) も自社で追随して更新していく予定です。

その他の修正

その他、メモリ消費量を改善しました。