CubeICE 2.0.0

CubeICE

CubeICE 2.0.0 (ダウンロード用ページ) をリリースしました。更新内容は下記の通りです。

推奨環境の変更

CubeICE は、Microsoft から提供されている .NET Framework と言うフレームワークを利用して実現しています。これまで .NET Framework の推奨バージョンは 4.5.2 以降(動作可能バージョンは 3.5 以降)となっておりましたが、CubeICE 2.0.0 からは、これが .NET Framework 4.7 以降 に変更されます。この変更に関する背景等については、下記を参照下さい。

.NET Framework 4.5~4.6.2 がインストールされている環境では、.NET Framework 3.5 向けの実行ファイルがインストールされた後、それを互換モードで実行する形になります。そのため、これらの環境でも利用する事はできますが、細かな挙動で違いが生まれる可能性があります。ご利用の際は、可能な限り .NET Framework 4.7 以降への更新をお願いします(ほとんどの環境においては、既に Windows Update によって自動的に置き換わっていると予想されますので、その場合は特別な対応は必要ありません)。尚、CubeICE は、インストール時に .NET Framework のバージョンに応じてコピーするファイルを切り替えています。そのため、.NET Framework を更新した場合は、再度 CubeICE の上書きインストールを実行して下さい。

圧縮レベルに関する設定を追加

CubeICE の設定画面

CubeICE では、これまで 詳細設定 以外のメニューから圧縮した場合、圧縮レベルとして 最高圧縮 が適用されていました。しかし、該当の設定を適用した場合、例えば 標準 の圧縮レベルと比較して、圧縮率はそこまで改善せずに処理時間だけが長くなる事も多く、改善を要望するご意見をいくつか頂いていました。

そこで、CubeICE 2.0.0 では既定の圧縮レベルを 標準 に変更し、その上で CubeICE 設定で既定の圧縮レベルを変更するための設定項目を追加しました。CubeICE 1.1.1 までと同様の設定にしたい等、既定の圧縮レベルを変更したい場合は CubeICE 設定の 圧縮 タブにて設定の変更をお願いします。

ドットで始まるフォルダーの圧縮時に発生するエラーを修正

CubeICE での圧縮時に、対象となるフォルダーに .Folder のようにドットが含まれる場合、選択内容によってはエラーが発生する不具合が存在しました。CubeICE 2.0.0 では該当の不具合が修正されました。

7-Zip 22.00 相当に更新

CubeICE は圧縮・解凍用のライブラリとして 7-Zip を日本語用に最適化したものを利用していますが、該当のライブラリを最新版相当に更新しました。7-Zip のカスタマイズ版に関しては cube-soft/Cube.Native.SevenZip を参照下さい。

サイレントインストールに関する処理を修正

CubeICE をサイレントインストールする際の挙動を修正しました。具体的には、これまではサイレントインストールを実行すると CubeICE 設定の初回実行がスキップされていましたが、CubeICE 2.0.0 では初期設定が反映されるように変更されました。

CubeICE をご利用のユーザーは、ダウンロード用ページ より最新版インストーラーをダウンロード後、上書きインストールによる更新をお願いします。また、ソースコードは GitHub 上の弊社リポジトリ で参照・取得する事ができます。