CubeICE 2.2.0 をリリースしました。更新内容は下記の通りです。
- 2.2.0 にて発生している圧縮時の不具合に関して(重要)
- ファイル関連付け処理の改善
- プログレスバーの進捗表示に関する修正
- 名前を付けて保存ダイアログに関する不具合を修正
- CubeICE 2.2.1 以降の更新
2.2.0 にて発生している圧縮時の不具合に関して(重要)
CubeICE 2.2.0 において、圧縮時に不具合が存在する事が分かりました。具体的には、「2 階層以上のフォルダーを圧縮対象にした場合(フォルダーの中にさらにフォルダーが存在するような場合)、2 階層目以降のフォルダー構造が消失し、全てのファイルが起点となるフォルダーの中にフラットな形で展開される」と言うものです。
該当の不具合については、CubeICE 2.2.1 にて修正されています。2.2.0 をご利用のユーザーは可能な限り 2.2.1 への更新をお願いいたします。この度はご不便・ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありませんでした。
ファイル関連付け処理の改善
主に Windows 11 において発生していた、ファイルの関連付け処理の不具合を一部改善しました。
注意事項 (主に Windows 11 向け)
ファイルの関連付けに関しては現在、特定の手順を経た拡張子に対して「CubeICE 設定」プログラムのみでファイル関連付け操作を完了できない現象が確認されています。
これは、ユーザーがエクスプローラーを通じてファイルの関連付けを行った場合、特殊なロックがかかってサードパーティーのプログラムからは変更できなくなると言う Windows 側の挙動によるもので、この機能自体は Windows 8 から存在していました。ただ、Windows 10 までは、あくまで ユーザーが手動で明示的にファイル関連付けを実施したもののみ に限定されていたのに対して、Windows 11 から (Windows 11 22H2 から?) は Windows が初期状態で設定しているファイル関連付け にも適用が拡大されているようで、Windows 11 ユーザーを中心に多数の報告を頂いております。
この現象に関しては、Windows 側が明確に該当の操作を拒否している事もあり、CubeICE 側のみで根本的な解決を図る事は不可能だろうと予想しています。例えば、CubeICE にもっとも関係のある拡張子で言うと、zip ファイルに関しては CubeICE 設定のみでファイル関連付けを完了する事ができません。
もし、CubeICE 設定で関連付けの設定を有効にしたにも関わらず、その設定が反映されない場合、下記の方法を試して下さい。
- エクスプローラーで、該当の拡張子のファイルを右クリック
- ポップアップ表示されるメニューで、「プログラムから開く」、「別のプログラムを選択」の順に選択
- 表示される画面で「CubeICE」を選択し、「常に表示する」ボタンをクリック (「常に表示する」は、「指定したプログラムで常に実行する」と言う意味のようです)
プログレスバーの進捗表示に関する修正
CubeICE 2.1.0 まで、1 ファイルのみのように含まれるファイルの数が少ない場合にプログレスバーの進捗状況が上手く表示されない問題が確認されていました。2.2.0 では、該当の現象に対して改善を行っています。
名前を付けて保存ダイアログに関する不具合を修正
CubeICE 設定で圧縮や解凍時の保存場所を「実行時に指定する」と言う設定すると実行時に「名前を付けて保存」ダイアログが表示されますが、CubeICE 2.1.0 において該当ダイアログの初期化処理に不具合があり、一部の表示がおかしくなっていました。2.2.0 では該当部分の修正を行っています。
CubeICE 2.2.1 以降の更新
CubeICE 2.2.1 以降の更新内容は下記の通りです。
- 2.2.1 (2022-12-23)
- 圧縮時にフォルダー構造が消失する不具合を修正
CubeICE をご利用のユーザーは、ダウンロード用ページ より最新版インストーラーをダウンロード後、上書きインストールによる更新をお願いします。また、ソースコードは GitHub 上の弊社リポジトリ で参照・取得する事ができます。