- はじめに
- なぜ無料なのですか?
- 他のソフトウェアが一緒にインストールされました
- 会社内または商用で利用可能ですか?
- 利用方法に関して制限事項はありますか?
- 社内サーバから配布できますか?
- 日本語のライセンス条文はありますか?
- サポート期限はありますか?
- Windows のどのバージョンで動作しますか?
- 必要なランタイムやフレームワーク等はありますか?
- サイレントインストールは可能ですか?
- どうやってバージョンアップすれば良いですか?
- ソースコードは公開されていますか?
はじめに
CubePDF シリーズは全て GNU Affero General Public License version 3 (AGPLv3) と言うライセンスで提供しています。AGPLv3 は オープンソースライセンス と呼ばれるものの一つです。また、CubePDF シリーズとは下記のアプリケーションを指します。
この記事では、CubePDF シリーズのライセンスや利用条件等について、よくある質問事項について記載します。尚、有償版である CubeVP(カスタム仮想プリンターを構築する部分のみをパッケージしたもの) は AGPLv3 ではなくプロプライエタリなラインセンスを適用しているため、CubeVP に関しては、この記事では除外します。
なぜ無料なのですか?
CubePDF シリーズでは、インストーラーに他のソフトウェアを同梱し、インストール時にそれらも併せてインストールするかどうかを尋ねる事があります。この配布方法は、一般的にバンドルウェアと呼ばれています。これらの同梱されたソフトウェアを通じて、CubePDF シリーズを継続的に開発・保守するための費用を直接的、あるいは間接的に捻出する事により、無料でのご提供を実現しています。
他のソフトウェアが一緒にインストールされました
CubePDF シリーズへのバンドルに関しては、初期設定ではインストールしない方針を遵守した上で行っております(オプトイン方式)。バンドルされた製品をインストールしない場合、該当のチェックボックスにチェックを入れずにそのまま 次へ ボタンをクリックして下さい。詳細については、Cube シリーズへのバンドル方針について ページをご一読の上、ご理解いただけますと幸いです。また、アンインストール方法やバンドルを除去した有償版インストーラーについても併せてご案内しています。
会社内または商用で利用可能ですか?
はい。CubePDF シリーズは、個人・法人を問わず自由に利用する事ができます。例えば、会社内での業務に利用したり、販売するシステムの一部として利用する等、商用で利用する事も可能です。
利用方法に関して制限事項はありますか?
いいえ。CubePDF シリーズにはインストール台数等に制限はありません。また、実現可能ならば、インストールや実際の利用に際して、どのような形で利用して頂いても構いません。
ただし、利用に際しては原則として自己責任でお願いいたします。キューブ・ソフトでは support@cube-soft.jp と言うサポート用メールアドレスを公開していますので、可能な範囲であれば対応するよう心掛けています。しかし、ご連絡頂く内容の中には特殊な条件下での利用に関するものもあり、この場合には回答できない可能性が高いと予想されます。特に、CubePDF は性質上、多種多様なアプリケーションと(印刷を通じて)連携する事となりますので、弊社の方で把握できないものも多々存在します。
社内サーバから配布できますか?
はい。CubePDF シリーズのインストーラを社内サーバに保存し、そこから再配布する等も自由に行う事ができます。ただ、CubePDF シリーズは日々バージョンアップを重ねております。別の場所で再配布する場合には、できるだけ定期的に最新バージョンかどうかを確認して頂くようお願いします。
日本語のライセンス条文はありますか?
いいえ。AGPLv3 のラインセス条文は、英語のみが公式として承認されています。そのため、公式の日本語によるライセンス条文は存在しません。詳細については、非公式な翻訳 を参照下さい。
非公式な日本語翻訳に関しては、AGPLv3 そのものは存在しないようです。類似ライセンスである GNU General Public License version 3 (GPLv3) の日本語翻訳に関しては、例えば下記が存在します。
AGPLv3 と GPLv3 の違いについては、GNU Affero GPL の理由 等を参照下さい。
サポート期限はありますか?
キューブ・ソフトで無償提供している各種製品に関しては、明示的に開発終了の告知を行うまではサポート期間中としています。ただし、脆弱性への対応やその他の機能修正に関しては、全てバージョンアップと言う形で行われます。そのため、原則として、サポート対象となるものは各製品の最新バージョンのみとなります。
Windows のどのバージョンで動作しますか?
CubePDF シリーズの動作対象となる Windows は、サポート期限の有効な Windows としています。サポート期限の切れた Windows に関しては、動作するかどうかの保証はありません。また、動作しなくなった場合、そのためだけの修正を行う事もありませんので、ご了承下さい。
Windows 10 および Windows 11 に関しては、利用するフレームワークやライブラリを鑑みても、基本的には特定のバージョンでのみ動作しなくなるような現象が発生する可能性は低いと考えています。そのため、何らかの固有の問題が発生した場合のみ告知する事とし、それ以外の場合には、バージョン毎に動作するかどうかを明示する予定はありません。尚、最終的には、ご自身でインストールする事によって動作および利用の可否を決定して下さい。
Windows Server に関しては、Windows 10 や Windows 11 と同様の理由で、基本的には問題なく動作すると予想しています。また、実際に数多くの動作報告も頂いています。ただ、開発環境側で十分なテストができない事もあり、何らかの Server エディション特有の問題が発生した時に検証や解決を行う事ができない場合があります。その点、ご了承下さい。
必要なランタイムやフレームワーク等はありますか?
CubePDF シリーズは .NET Framework を用いて開発しています。そのため、CubePDF シリーズを使用するためには .NET Framework 3.5 以降がインストールされている必要があります(4.7 以降を強く推奨)。.NET Framework は、現在では、ほとんどの場合においてインストール済のはずですが、もしインストールが必要になった場合 Download .NET Framework からダウンロードして下さい。
サイレントインストールは可能ですか?
CubePDF シリーズのインストーラーは Inno Setup と言う開発用ソフトウェアを用いて作成されています。サイレントインストールについては /VERYSILENT
と言う引数とともにインストーラーを実行する事で可能となります。その他、Inno Setup が提供するインストールオプションの一覧については Setup Command Line Parameters を参照下さい。
どうやってバージョンアップすれば良いですか?
バージョンアップを行う場合は、最初にインストールした時と同様に各製品のダウンロードページから最新バージョンのインストーラーをダウンロードし、上書きインストールを実行して下さい。尚、旧バージョンのアンインストールは必要ありません。
ソースコードは公開されていますか?
はい。CubePDF シリーズのソースコードは cube.pdf - GitHub から取得できます。尚、現在 CubePDF Viewer のみソースコードの移行が完了していません。そのため、CubePDF Viewer のソースコードは cubepdfviewer - GitHub を参照下さい。