最近は全然ですが,ゲームは私にとって結構大事なものです.この分野に進学したのも,ゲームの影響もかなり強かったですし.そんな訳で,今日はゲームについて.
ここ数年(もう10年位になるのか?),ゲームはすっかり2Dから3Dメインになりました.この流れのもとを作ったのは恐らくFF VII,FF VIII辺りだと思います.ゲーム自体の評判は悪いですが,FF VIIIのグラフィックスは当時かなり感動した覚えがあります.そして,これ以降,ゲームはグラフィック重視の傾向が出てきます.ユーザは,よりリアルに描画されたゲームを望むようになり,またクリエイター側もその意識がかなり強くなっていきます.
このような流れの下で現在に至っている訳ですが,この結果,確かにグラフィックレベルは格段に向上したと思います.DQ IIIとかやってた頃には考えられないほど綺麗になりました.ただ,その分ゲーム間のグラフィックレベルの差がかなり開いてしまい,ある一定のグラフィックレベルに達しないゲームは,それだけで最初から結構なペナルティを背負うようになってしまいました.最近はグラフィックだけでその他がダメなゲームが多すぎる(昔の方が良かった)というような意見には共感できませんが,グラフィックに偏重しすぎかなという気はしています.そして,これらが原因(の一つ)でゲームを作る敷居がかなり高くなっており,もはや気軽には作れないようなものとなってしまいました(もともと,そんなに気軽には作れなかったような気もしますが).
ゲーム業界も皆それぞれが前を見続けて進んできた訳ですが,たどり着いた先(今)でふと振り返ってみると,これが果たして本当にTRUEルートだったのかな・・・という哀愁を何か感じてしまう今日この頃.