役に立たなくても

職業としてのプログラミングの博士の愛した数式 - 数学の美しさというエントリを読んで.

よく虚数やsin,cosといった三角関数は、普通に生活する分には役に立たないものの代名詞として使われることがあります(勿論、理工学では大変役に立つのですが)。この本に登場する友愛数完全数も実生活に役に立つものではありません。しかし、役に立たないものに魅力を感じるのが人間というもの。音楽や美術のように、学校教育でも数学の持つ「美しさ」を伝えるようになれば、もっと数学好きや人も増えるだろうにと思います。

私は,残念ながら数学はあまり好きではないので(w,虚数の魅力などは良く分からないのですが,ここで書かれていることは何となく共感できるかなと思っています.

いつだったか,「何故,研究をやっているのか」みたいなことを聞かれたことがありましたが,上と似たようなことになるのかなと,今,ふと思いました(やらされてるからという答えは,取りあえず置いておくw).研究をやっていて,(こんなことを書くと怒られそうですが)自分の研究が本当に役に立つかどうかは正直微妙なラインかなと思っています(それなりに可能性を感じることはできましたが).ただ,その研究領域の中にもいろいろと「魅力」みたいなものが埋もれているような気はしていまして,それを実感していくことができれば,やっている意味はそれなりにはあるのかなと思います.

そんな感じで,どうでしょう?誰に言ってるのだろう.