CubePDF は Office 等からの変換時にメタ情報を消去します

Word や Excel 等の Microsoft Office 製品で文書を作成して PDF 形式に変換したものを公開する時、変換後の PDF ファイルにタイトルや作成者等のメタ情報(「文書プロパティ」や「属性」と表現される事もある)が残ったままとなり、これによって何らかの情報が漏洩してしまう事例が見られます。

こう言ったメタ情報は、作成者が意図せずに自動で設定されている事も多いと言う実情を鑑みて、CubePDF では自動的に消去する方針にしています。

テストファイル

例えば、上記のような Microsoft Word 形式のファイルを作成し、下記 3 通りの方法で PDF 形式に変換してみます。

  • Microsoft 365 を用いて PDF 形式で保存
  • Microsoft Print To PDF プリンターを用いて PDF 形式に変換
  • CubePDF プリンターを用いて PDF 形式に変換

これらの方法を用いて生成された PDF ファイルを CubePDF Utility で開いてメタ情報(文書プロパティ)を確認した結果が下図となります。

変換された PDF の文書プロパティ

この図を見ると Microsoft 365(左)では作成者、Microsoft Print To PDF(真ん中)ではタイトルおよび作成者のメタ情報が設定されている一方、CubePDF(右)で変換された PDF ファイルにはそう言ったメタ情報が残っていない事が分かります。

尚、CubePDF 1.0.0RC18 より、タイトルや作成者等のメタ情報(文書プロパティ)の設定内容も「設定を保存」機能の対象としました。そのため、これらの項目に何らかの内容を入力して設定を保存する事で、次回以降、その内容を自動的に設定する事も可能です。ただし、前述したように、メタ情報の自動設定は意図せぬ情報漏洩の原因となる事例が散見されるので、ご利用の際は十分注意するようお願いします。